更生保護施設・善隣厚生会 施設見学会
更生保護施設・善隣厚生会 施設見学会 令和6年6月21日(金) ・現在、男性寮生20名の収容で、最大期間は6か月である。 BBS会との協働活動は23回を継続し、保護司会、更生保護女性会 とも連携をとっている。 ・寮生は全員日本人で、平均年齢41歳。 罪状は、半数が薬物であり、その他は特殊詐欺、窃盗である。 ・全国で、韓国系の更生保護施設は2か所ある。 当会理事、監事、評議員は日本・韓国半数ずつで構成されている。 ・初台交差点から歩道橋利用の階段清掃をしている。 ほうき、ちり取りは持参するが、水の調達を初期は交番に頼んだが、 どうも、気が進まない、等の理由により近くの蕎麦やさんから清掃用 水を戴いている。 ・1回の清掃参加は3名制で500円の報酬となり、水を下さる蕎麦や の蕎麦券で支給している。 歩道橋利用者、近隣の方々より、お礼と感謝の言葉をいただき、町 会から表彰を受けた際は嬉しかった。 ・寮生からもお礼の挨拶をしているようで、就労の為にも良い結果で ある。 ・OBと現寮生との会合は定期的に実施し、優等で終了したOBから更 生への励まし等が寮生達のやる気と反省に繋がり、大きな効果。 ・歩道橋清掃、餅つき会参加、薬物プログラム参加等は特定補導として、更生への勧めたい活動である。 ・当会には、福祉士という専門職がおらず、東京保護観察所で講習を受け、専門福祉士にも教えを請うた。 ・朝・昼食の用意は無く、実費を渡している。 月曜~土曜の夜食のみを供している。その理由は、寮生が多種の職業に従事しているため、早番、夜間作業等で時間の調整が不可能である。 カレーは特に美味しく、寮生の希望メニュー1番である。 ・現在寮生の就労状況は自立資金調達が目的で、資格取得は不可能 に近い。 |