令和2年・社会を明るくする運動 講演会
令和2年度 社明講演会 令和2年8月4日(火) 虐待を受けてきた若者たちを 孤立させない社会に 売春防止法、DV防止法、ストーカー規制法、女性支援法に基づいた 内容で施設は運営され、福祉職の支援員、看護師(助産師)、栄養士、 心理職、保育士等が真摯に向き合い、確実な支援につなげています。 妊娠36週の妊娠途中から産後6か月位までの利用期間の規約があ ります。 利用は無料で提供されており、3食の食事と衣服の用意もあります。 入寮相談は市区の相談員をとおし、入所の決定は東京都女性相談 センターの対応です。 慈愛寮から社会内、或いは地域内で次の生活の場を確保し、社会 内で子育てを見守る仕組みに確実につなげております。 退所後も、慈愛寮を実家の様に感じてもらい、退所後の支援も対応 しているところです。 支援の概要 虐待、性暴力を経験した少女、女性は誰にも打ち明けられない葛藤 のなかで、自問自答しながら次第に生活基盤を崩していきます 慈愛会につながらなかった女性は、公衆トイレでの出産も余儀なくさ れている現状で,会で手を差し伸べ、寄り添う時間のなかで彼女たちは 自分を取り戻し、自立への道を固めます。 親以外の方からの情緒的サポート、地域社会からの支援は実に大き く、人の優しさは自信を持って踏み出す一歩の貴重な 後押しとなっています。 奈良少年院・絵本と詩による自己解放 なかなか自分自身を外にだせない少年たちは、言葉をとおした自己 表現により自身の力で自己を開放し明るく弾ける日常を取り戻しました。 昔の楽しかった自身に戻る自己回帰に近く、加害者になる前に被害者 を経験した子ども達一人一人への深い認識も大切です。 自信のなかった子どもたちは、本来の居場所を確認したことでその後 の生きる世界に思いやりと明るい未来がおおきくひろがります。 人の営みの日常で、心地よい居場所を見つけた彼らと共にいる 私たちまでが、大きく温かな幸せに包まれる素晴らしい体験でした。 |