第66回 社会を明るくする運動・講演会
平成28年7月21日(木) 娘さんが中学2年生のときに非行から不登校になった。 仕事をやめて専業主婦になり、本格的に子育てに復帰 するが、娘さんは高校受験の気持ちを失っていたという。 中学卒業の肩書で生きて行く娘さんに寄り添うため、2009 年に困窮者のための無料高認(旧大検)塾を設立。 中卒(高校中退)コースにみられる貧困と孤立を防ぎ、解 消のための多岐に渡る支援の必要を痛感した。 2010年には一般社団法人ストリート・プロジェクトを立ち上 げ、本格的な活動を開始する。 貧困から食べることもままならない現実への対策として、無 料で学べ、食べることができる、そして宿泊をも可能にした大 切な我が家、「ごちハウス」をオープンさせた。 「ごちハウス」とは、ご馳走さまが言える家である。 生活苦にあえぐ高校生への草の根支援に取り組み、現在の 日本が課題とする貧困の問題を鋭く、しかし温かい活動を伴っ て指摘している。 |