第66回 社会を明るくする運動 講演会
平成28年7月19日(火) 「子どもの貧困について」 講演 近藤 やよい 足立区長 足立区では、「治安・学力・健康・貧困の連鎖」を4つのボトルネック 的課題(克服しない限り、区内外から正当な評価が得られない根本的 課題)と位置付け、積極的な取り組みを進めてきました。 特に貧困については、親・子・孫と世代が送られても、その状態から 長く脱することができない「貧困の連鎖」が、より根深い問題であると 認識し、解決に努めて来ました、 しかし、区全体での取り組みには至りませんでした。 平成26年に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が施行され、 国が子どもの貧困対策に正面から向き合う姿勢を明らかにしたのを 契機に、足立区でも対策本部を設置しました。 平成27年度には、「未来へつなぐあだちプロジェクト」として、足立区 子どもの貧困対策実施計画を策定し、本格的な取り組みを開始しまし た。 ・全ての子どもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、自分の 将来に希望を持てる地域社会の実現を目指します。 ・時代の担い手である子どもたちが「生き抜く力」を身につけることで、 自分の人生を自ら切り開き、貧困の連鎖に陥ることなく社会で自立して 生きることを目指します。 ・子どもの貧困を家庭の経済的な困窮だけでなく、地域社会における孤 立や健康上の問題など、個々の家庭を取り巻く生育環境にわたる複合 的課題と捉え、その解決および予防に取り組みます。 |